作品の感想

「La La Land」の感想。過去のたられば恋愛、でも夢を見させてくれる

これまでに映画館と自宅で2回見ました。
元々ミュージカル映画やロマンスの映画が好きで、CMの宣伝を見た時に絶対面白い映画だ!と思い、映画館へ足を運びました。

映画の冒頭シーンは、ロサンゼルスの高速道路の渋滞から始まります。
快晴の中、車でラジオを聞き、進まない車をじっと見つめてから、キャストが歌い出します。
出だしからミュージカルシーンが繰り出され、色鮮やかな服を身にまとった人々は歌い、踊り、車の上だろうが路上だろうがお構い無しです。
聞き覚えのある曲が流れ、もう絶好調に楽しませてしまうの?と不安になる程でした。
そして、主役のエマストーン、ライアンゴズリングが、車の渋滞でクラクションを鳴らし、お互い迷惑そうに睨み、すれ違います。
これらのシーンで、早速惹きつけられてしました。

この映画は四季に分けてストーリーが成り立っています。
季節は春から始まり、二人の出会いと掛けて物語は進んでゆきます。
主人公のミアは、女優を夢見るカフェ店員。
ピアノを弾くセバスチャンは、いつか自分のジャズの店を持つことが夢。
このロスで、夢に向かって生きている人々の恋のお話です。

ある日、立ち寄ったバーでミアは、レストランの真ん中でピアノを弾くセバスチャンの奏でる音に引き込まれます。
声をかけようとするも、セバスチャンはピアノの繊細な音とは違い、むしゃくしゃしながらミアを無視して店を後にします。

ここまででじれったい距離感のまま話が進み、予想をことごとく裏切っていく映画だな…と思いながら見ていました。

そうしている内に、二人は出会い、お互いの夢を共有しながら夏を迎えます。
夏とともにカップルとなるのです。

夢のためにミアはオーディションを受けながら、自分の演劇をプロデュースし、一人一役を演じ切ります。
一方、ミアを想うセバスチャンは、店の開業資金を得るために、知り合いから声をかけられたビジネスを始めます。
そこから一変、二人のすれ違いが増えてゆきます。
ミアは二人の時間を少しでも多く過ごしたい、セバスチャンはミアが不安に思わないように経済力をまずつけよう、
二人がお互い思い合っているのは分かりますが、プロセスが違うことで反発してしまい、
とうとうミアが実家に帰ってしまいます。
人生うまくいかない時に恋愛も上手くいかない現実をまさに映像化していて、共感する人も多かったのでは、と思います。

一時的に距離を置いていましたが、セバスチャンの携帯に、オーディションの予選が通過したとの連絡が入ります。
実家にいたミアを住所が分からずとも探し出し、オーディションを受けようと説得します。

そうしてオーディションを受け、見事合格してしまうのですが、行き先はパリ。
遠距離になってしまいます。
どちらかの進路が見えるたびに二人の距離は遠くなるばかり。
お互い好きだったけど、離れてお互いの夢に向かって頑張りましょうとお別れします。

とここまでは、普通のストーリーだったと思います。
ラストの10分間、もしも二人が上手くいっていたら、のもしもストーリーが始まったのを見た時に、
このララランドの評価がぐんと上がりました!
恋愛を経験した方なら一度は思うであろう空想ですが、心に問いかけられる10分間だと思います。
オススメです。