作品の感想

「ヴェノム」の感想。予告と違ってスカッとしてコミカルでオススメ!

2018年の大ヒット作でもある映画「ヴェノム」。CMや予告トレーラーが怖めだったからと回避した方もいるかもしれませんが、蓋を開ければ宇宙からの未知の生命体であるシンビオートと主人公のエディが一心同体で活動する「ヴェノム」となった後の展開は、アクションも爽快かつやりとりもどことなくコミカルで「彼らの今後の日常の活躍が観たい!」と夢中になること間違いなし。制作中から3部作である事を公開し、堂々と続編を匂わせるラストでしたが興行成績も素晴らしく早速2の制作にも移っているとのことで、続報が楽しみですね。

「ヴェノム」は漫画スパイダーマンに登場する悪役の誕生秘話として描かれたストーリーで、公開当時「マーベル史上、最も凶悪なダークヒーロー誕生」と紹介されていたので、主人公も寄生するシンビオート(地球外生命体)も残忍で暴れん坊な性格で、沢山の人や建造物などが被害に遭うようなグロテスクな要素が強いかと想像する人も多かったのではないかと思いが、蓋を開ければ記者である宿主の主人公と共闘、生活していくためエディの言う事を聞いて動いてくれるのでヴェノムに対する反感はなく、どんどん親密になっていく二人の掛け合いが楽しく思えます。観た人には犬のようで可愛いという感想を挙げた方達もいるぐらいで、なにげに女性人気も高い映画でした。勿論、序盤はシンビオートの寄生の実験台になってしまった人や罪なき街の人が無残に殺されてしまうひどいシーンなどもありますが、むしろバイオレンス描写だけで言うとデッドプールの方が内容的には強烈だったかもしれません。本作のストーリーには特に詳しくは触れませんが、ダークヒーローの位置づけではあるものの勧善懲悪に近い立ち位置で楽しむ事ができるのもお勧め要素のひとつです。作中のボスの行動も地球や宇宙にとっては害をなす思想だったため、行動を阻止するため敵本社に潜入し戦うヴェノム達に共感し、応援したくなります。また、上映前はヴェノムは凶悪な存在のように紹介されていますが、主人公に提案や交渉をしてきたりきちんと自制心があり、やりとりの切り替えしに知性的な面も感じられちゃんと「共生」しているのも魅力のひとつです。

漫画や映画のスパイダーマンの時は悪役でしたが、日本で言うところの「寄生獣」のシンイチとミギーのような憎めない一心同体バディものを楽しめるので今スカッとしたい気分の方、面白いバディものを観たいという方に全力でお勧めです!