作品の感想

「キングコング 髑髏島の巨神」の感想。怪獣映画の元祖と呼ばれる名作

2017年に公開されたレジェンダリーピクチャーズ制作のモンスターパニック洋画で、怪獣映画の元祖と呼ばれる名作「キングコング」を新たな世界観と設定でリブートさせたものです。
あらすじは、舞台は1973年特殊研究機関モナークのランダは組織の存続の為にも未知の島・髑髏島への地質調査を切望し、軍隊の警護を受けつつ島に上陸しますが、その前に現れたのは島に無法で侵入したことに怒る巨大生物にして島の守り神「コング」でした・・・!
本作ではコングの設定も一新されていて、旧作では10m未満だったコングの身長も本作では30mと一気に巨大化し、旧作では戦闘機の銃撃で命を落とすあくまでも「巨大な生物」でしたが、本作ではヘリ部隊の攻撃も(多少の負傷はしますが)ものともしない文字通りの「怪獣」となっているのがポイントです。
また、本作のコングはモーション・キャプチャーで表現されていて、体系もゴリラというよりは人型に近く近年の作品で言えば新生猿の惑星シリーズのエイプを巨大化させたような印象も感じられます。
一方で本作は新生コングの序章に当たるため、コングが命を落とすラストにはならず、コングがヒロインへの愛ゆえに身を滅ぼす美女と野獣の物語ではないあたり旧来のファンには賛否があると思いますが、島の動物を助けようとしたヒロイン・ウィーバーに敬意を示すなど、前面ではないもののコングのお約束として用意されていた印象でした。
また、本作ではコング以外にも髑髏島に生息する多種多様な巨大生物が次々と襲い掛かり、さながらジュラシックパークシリーズのように怪物だらけの島から主人公たちがどう脱出できるかという手に汗握る脱出劇が中心になってる他、クライマックスではコングの天敵怪獣「スカル・クローラー」とコングの所謂「怪獣プロレス」的なバトルも繰り広げられ、怪獣映画の王道としても楽しめます。
本作は2014年公開のアメリカ版「GODZILLA」と世界観を共通させているのが特徴で、それらを裏付けるようにGODZILLAに登場した研究機関モナークが関わっていたり、巨大生物の総称がゴジラと戦った「MUTO」だったりと明らかに共通の単語が次々と出てきて、極めつけはエンドロール後で今年公開の「ゴジラ・キングオブ・モンスターズ」に登場するゴジラ・ラドン・モスラ・キングギドラの存在が示されるという衝撃(と期待煽り笑)の幕引きとなっていて、それもその筈、本作は複数のモンスター映画をクロスオーバーさせていく(いわば怪獣版アベンジャーズ?)レジェンダリーの企画「モンスター・バース」として制作されたものであり、来年にはこのコングとゴジラが対峙するというのだから見逃せません!