作品の感想

「ジャスティス・リーグ」の感想。作品の垣根を越えたヒーロー祭り

2017年に公開されたアメコミ原作のスーパーヒーロー映画で、スーパーマンやバットマンを始めとした「DCコミックス」のキャラクターが作品の垣根を越えてクロスオーバーするアメコミ「ジャスティス・リーグ」を原作としています。
あらすじは映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」の戦いでスーパーマンが命を落とし、その姿を観たバットマン・ブルース=ウェインは地球を守る決意を新たにしますが、地球にある破滅と想像を司るマザーボックスを狙って飛来するかつてない敵ステッペンウルフの襲来を前に以前共闘したワンダーウーマン・ダイアナと各地で確認されている「超人」達をスカウトし、急遽チームを編成する事になり、スカウトに奔走する事になります。
映画が公開されたのは近年ですが、ジャスティス・リーグの歴史自体は実に古く1960年にコミックがスタートしていて(映画ランペイジ 巨獣大乱闘においても例えに名前が出てくるなどアメリカでは馴染み深い作品ともいえます)、その際2001年から2004年にかけてアニメ版も制作されたことがありますが、一連のDCコミック作品を同一世界で映像化するDCフィルムスで念入りに作品を発表していき、正に満を持しての映像化となりました(ストーリー後半からスーパーマンの復活が左右される事になるのでDCフィルムスの中でもバットマンVSスーパーマンをチェックしていると内容が更に理解しやすくなると思います)。
本作はアベンジャーズ同様大勢のヒーローの連合チームの活躍を全面に押し出している訳ですが、既に説明不要なバットマンやバットマンVSスーパーマンで衝撃の初登場を果たし、同年単独映画が公開され、大ヒットを記録したワンダーウーマンに加え、本作で事実上初参戦となる、高速人間のフラッシュや海底人アクアマンにサイボーグといった面々ですが、日本ではまだ馴染みが薄かったこの3人ですが、本作で各々の個性がたっぷりと描かれ、改めて興味を持った人も多いのでは?と思いました(特にアクアマンに至っては日本でもいよいよ単独映画が公開されるので期待が高まります)。
一方で制作に関してはゴタゴタがあり、監督がアベンジャーズのザック・スナイダー氏が担当することで落ち着いた形となりましたが、結果的にそれまでDCフィルムはシリアスでともすればやや高尚すぎるテーマが観ていて辛くなってくる印象もありましたが、本作ではヒーロークロスオーバーのお祭感を前面に押し出した娯楽作として徹していて、これまでの作品のような厚みが欠いたという非難もありますが、多数のヒーローの縦横無尽の活躍が存分に堪能できるのでお祭りとして映画を楽しみたいファンにはおススメできます。