作品の感想

「グレイテストショーマン」の感想。ヒューマンストーリーとミュージカル

この映画はミュージカルやダンスが好きな人に特にオススメです。
映画は八割がミュージカルですすめられ、素晴らしい歌声と音楽、舞台やショーを鑑賞しているかのような芸術性の高いダンスをたっぷりと楽しむことができます。
「レ・ミゼラブル」でも美しい歌声で見る人を魅了したヒュージャックマンが主演なので、彼のファンの方にもオススメです。今回も華麗なダンスと歌で主人公を演じています。映像美も素晴らしいので、絵画やデザインに興味がある人にも好まれる映画だと思います。

作品情報

出演: ヒュー・ジャックマン, ザック・エフロン, ミシェル・ウィリアムズ, レベッカ・ファーガソン, ゼンデイヤ
監督: マイケル・グレイシー

ストーリー&見どころ

19世紀半ばのアメリカ。幼馴染の妻と子供たちを幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナムは、ついにオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかし、彼の型破りなショーには反対派もいた。若き相棒のフィリップをパートナーとして迎え、彼の協力によりイギリスのヴィクトリア女王に謁見するチャンスを得たバーナムは、そこで美貌のオペラ歌手ジェニー・リンドと出会う。彼女のアメリカ公演を成功させ、一流のプロモーターとして世間から認められようとするバーナムだったが……。

アマゾンより

「グレイテストショーマン」のネタバレなしの感想

はじまってすぐに胸が高鳴るような音楽とダンスに興奮。引き込まれました。最初の10分を見て、もう「素晴らしいものをみた!」という感覚になるほど。音楽性の高さ、華やかな映像、アクロバティックなダンスは圧巻です。それを引っ張る主演ヒュージャックマンの紳士的な雰囲気と存在感。個性豊かな演者たち。
19世紀に実際にアメリカに存在した興行師、P. Tバーナムの半生を描いたこの映画。この時代のサーカスは暗いイメージがありましたが、その真実は残しつつも華麗に魅力的に描いています。実際のモデルがいるという背景が物語をよりメッセージ性の高いものにしていると感じました。
最初から最後までテンポよく、一人一人の心情も丁寧に歌詞に込められています。




※ここからはネタバレありの感想になります。まだ見ていない人でネタバレはちょっと困るって方は見ないようにしてください。



「グレイテストショーマン」のネタバレありの感想

貧しい家庭に生まれたフィニアスだが、彼は野心家で魅力ある青年に育っていく。そして幼い頃から恋心をもっていた令嬢と結婚。彼女と子供たちをもっと幸せにするために、彼は立ち上がります。
「誰にも出来ないことを!」彼が始めたのは個性豊かな、人々を集めたサーカス。今まで表に出られず、身を隠して生きてきた人たちです。
自身の存在を魅力として認められ、人を喜こばせることが出来たことに生きがいを見いだした彼らはらフィニアスの指揮についていきます。
個性豊かな彼らが、今まで失っていたものを取り戻すかのような命の力溢れるダンスと歌声からは、地を揺るがすような力強さとパワーが感じられ、圧倒されます。希望、叫び、熱望する思い。
彼らのショーを観たとき、わたしたちは映画の世界に引き込まれ、実際の目撃者のようになるのです。
ショーの成功によって富と名声を手にしていくフィニアスは、次第に大切なものを失っていきます。
気がつくと愛する家族と心がすれ違い、大切な仲間達の着物も離れてしまっている。
仲間たちは、フィニアスの心の変化を、敏感に感じとっていました。
ミュージカルの素晴らしさのみならず、野心、富と名声、恋、友情など、フィニアスを通して人生の生き方を見つめることが出来るヒューマンストーリーとしての要素もしっかりあります。
最終的に彼は自分の失ったものに気がつくのです。その時にまた手と手を取り合って再びみんなでダンスをするシーンはとても心に残りました。
また最初と最後のショーのシーンは、この映画のまさに見所です。
彼らの心からのメッセージを、素晴らしい音楽と共に受け取って下さい。