作品の感想

「仮面ライダーダブルFOREVER」の感想。仮面ライダー映画の秀作!

特撮が大好きな人なら誰にでもオススメの作品ですが、作品自体によく考えられたストーリー性もしっかりとある事からも特撮はチョット…と敬遠している人達もきっと楽しく見られますので、そんな人にも見て欲しいですし、映画好きの方や女性の人達にも気に入って貰えると思いますので、そんな女性層にも見て欲しいです。もちろん仮面ライダーシリーズが大好きなファンの人達にも大満足出来る内容ですので、子供からお年寄りのライダーファンの人達にもオススメの映画です。

作品情報

出演: 桐山漣, 菅田将暉, 山本ひかる, 木ノ本嶺浩, 杉本彩
監督: 坂本浩一

ストーリー&見どころ

風都を震撼させる大事件が勃発する。街にばらまかれた、AからZまでの26個の次世代ガイアメモリ。しかし、その中で“E”=エターナルのメモリだけは、凶悪なテロリスト集団「NEVER」の隊長・大道克己がいち早く手に入れていた。「NEVER」の目的は風都を占領し、支配すること。翔太郎たちは、国際特務調査機関員・マリアの協力を得て、街の危機を救うべく、行動を開始した。美しきマリアに、自分の母の面影を重ねるフィリップ――。そして始まった、残る25個のメモリの争奪戦。だがWの前に、大道克己が変身した最凶の仮面ライダーエターナルが立ち塞がる。エターナルのメモリに秘められた、恐るべき能力。ついに訪れる、仮面ライダーW最期の日!? 巨大な陰謀が渦巻く中、次々と明かされていく衝撃の事実。みんなの祈りを胸に、熱い友情の絆を武器に――Wよ、今こそ大旋風を巻き起こせ!

アマゾンより

「仮面ライダーダブルFOREVER」のネタバレなしの感想

ただ怪人が出てきて人々を苦しめ恐怖に陥れる仮面ライダー作品ではないなというのが、最初に見た感想でした。この作品にはお互いを思いやる愛情や無くした大切なモノに対して求める切ない気持ちが込められていて、それを追い求める事で時に味方同士がぶつかり合い、そして認め合うという揺れ動く感情も見ているコチラ側にも強く伝わってくるなと感じられた作品でした。そんなストーリーやキャラクター設定がシッカリと作られているから、すんなりと感情移入出来たのかなとも感じました。切なさだけでなく、ヒーローモノとしてアクションシーンも迫力があり、主人公を引き立てる演出も上手いなと思わせる仕掛けも不自然なく伏線としてあり、よく出来た仮面ライダー映画だったという感想を持てた作品でした。





※ここからはネタバレありの感想になります。まだ見ていない人でネタバレはちょっと困るって方は見ないようにしてください。



「仮面ライダーダブルFOREVER」のネタバレありの感想

NEVERという傭兵部隊を追って国際特務調査機関の捜査員マリアという女性と仮面ライダーダブルの一人フィリップが出会うのですが、その仕草からフィリップは行方の分からない自分の母親ではないかと勘違いをして、その事で相棒のダブルのもう一人の主人公左翔太郎を殴りつけ、自身が抱える孤独と母親への愛情に悩むシーンが、フィリップの真実を知りたい気持ちと恋慕の情が伝わってきた印象的なシーンでした。

2つ目はヒートドーパントに左翔太郎が襲われ、大ピンチとなった時にオープニングで翔太郎の働く鳴海探偵事務所の屋根に穴が空いているという伏線的なエピソードがあり、その原因が翔太郎に引かれたT2ガイアメモリが運命的に引かれ合うという設定と上手くマッチしてその結果翔太郎は単独で仮面ライダージョーカーとなり、危機を脱出したというシーンが印象に残りました。

3つ目は敵のボス的な存在の仮面ライダーエターナルとの決戦で、圧倒的な力の前に敗れかけたダブルが風都といういつも風の吹いている街が、敵が現れてからそれまでは何故か風が止んでしまっていたが、最後の最後ダブルの勝利を願う人々が祈り応援した声に応える様に風が吹き始め、その力でパワーアップしたダブルがエターナルを倒すというラストシーンは見ていて、これ以上ないなという演出に感じて鳥肌が立ちました。

最後まで見て、この作品は昭和ライダーへのオマージュ的な作品だなと強く感じられました。先程の2つ目のヒートドーパントとの戦いで、翔太郎は仮面ライダージョーカーとしてバトルしますが、その時ヒートドーパントを倒した技が仮面ライダー1号の得意としたライダーキックで、効果音も昭和ライダーの音が使われ感動しました。その次に倒したメタルドーパントの時は2号のライダーパンチで倒し、力と技の二人の昭和ライダーを彷彿とさせる演出にまたまた感動してしまいました。

そしてこの作品自体が風の街風都が舞台となっている事も1号ライダーも2号ライダーも風の力で変身するという所から、原点に戻った様な印象を強く受けた感動作品に感じました。

個人的には仮面ライダーの映画作品でストーリー性、演出共に最高傑作ではないかと思っています。